私がこの整体方法に目覚める事になるエピソード

約7年前の出来事です
今日で彼が来るのは連続四日目です…

彼は中学2年生、部活ではなく硬球を使用する野球チームで外野手として頑張っていました
ところがある日外野フライをジャンプキャッチし着地した瞬間から左足、またの付け根が痛くなったのです
まず整形外科に行ったのですが骨に異常はなく痛み止めの薬と湿布をもらい経過観察となりました

一週間が過ぎようとしても痛みがとれません。特に朝駆けと練習の間に痛みが激しくなるようでした
このままでは大好きな野球が続けられなくなると不安にかられてた頃に
そのチームの監督からの紹介でうちにくる運びとなりました

私的には骨に異常がないなら筋肉だろうともみほぐしてみたり、その当時していた骨盤調整をしてみたり
股関節の調整をしてみたのですが
施術直後は楽になったと喜んで帰ってくれるのですが翌日練習で走り出すと
また痛みが出るという状態がもう三日も続いていました。

その当時の本音を言うと私としてはもうお手上げでした
毎回毎回時間の許す限り懸命に施術はしてきたのですがなすすべなしです
正直もう今日の施術でぶる返すようなら悔しい事ですが私の所では改善できませんと言うつもりでした

そんなネガティブな事を考えている内に彼が自転車に乗って到着したのが二階から見えました
夕日がまぶしかったのか彼は黒いサンブラスをかけていました

「かっこいいサングラスやね。まるでイチローみたいやん!やっぱり好きなん?」
たわいもない質問から施術は始まりました
私は多分、返事は「そうなんです」とか「夕日がまぶしかったので」とか
軽い返しが来ると思っていたのです

ところが、彼の返答は私が思いもしてなかった言葉でした
「いえ先生違うんです。実は二週間ほど前に自分が打ったファウルチップの球が左目にあたり、それで網膜を痛めたんです
あまり光が入ってくるとまずいんでグラサンをかけ始めたんです」と
そうだったんか。悪い事聞いたな…と自分の軽はずみな質問に反省しつつ
ある考えが頭によぎりました

もしかしたその出来事がこの痛みの原因ではないかと?…
つまりその左目に対する打撲がこの左またの痛みの原因なのではないかと?…
左目と左またじゃ離れてるし普通は考えにくいんですけど、なぜかその時は関係あるのではと直観で感じました
それに彼には申し訳ないんですが、今まで何をやっても歯が立たなかったので試してみるしかなかったのです

おそるおそる痛めたと思われる左目の周りを私がこちらに歪んでいるのではと感じる方向の逆に軽い力ですが動かしてみました
そして何か所かしたのち、自分なりにこんなもんかなあと思い整え終わりました
施術直後も痛みがなくなってたようなのでその日はそれだけの施術で終了となりました
ただ問題は明日の練習中の痛みがどうか?というところでした??

翌日になり本来なら予約の電話がなる時間になっても彼からは電話がありませんでした
かなり弱気な私は今日は用事ができてこれないだけかなとも思いましたが
いてもたってもいられなくなり自分から彼の携帯に電話しました

そうすると電話口で彼は『先生今日は痛くありません。普通にベースランニングもできました。ありがとうございました』
といってくれたのです。その言葉を聞いてめっちゃくちゃうれしかったと同時にほっとしました
信じて通ってきてくれて無事それが解決できた。すごい喜びです

そしてその余りの感動から?この整体法の研究に、どはまりしていきました
試行錯誤の日々も七年にも及びその間、その理論を裏付けできるいろんなケースの症例
経験を積ませて頂き自信をさらに深める事ができました。
痛い・こる・しびれるところが真の原因ではない、実は打撲・骨折・ねんざなどの外傷が真の原因であると
※ちなみにその彼ですがその後ひじが痛い、腰が痛いと何度か来てくれましたが、またの痛みの再発はありませんでした※

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